癖になるCM
昔、少しだけ映像の勉強をしてた事がありまして、その時にCMの事も学びました。
まあ、そんな大層なものじゃないんですが、企画から撮影まで、一通り班を組んで行いました。
同時に、映画や音楽PVの勉強もしてたんですが、やはりCMは明確に目的があるので、その自由度の低さの中で、いかにアイデアを絞り出したり、遊んだりできるかみたいな所が、難しくもあり楽しくもありと言った感じでした。
なので、今でもCMを見る時には、結構注目して見てしまいます。
そんな中で、気になったCMをご紹介。
◯新コンタック®︎600Plus「秘密兵器」篇
いやー、これは正直やられました。
芸能人を使ったCMって、「人気があるから」とか「プランナーが会いたいだけ」とか、ぶっちゃけ他の誰かでも良いやんってなるのが多いんですが、これは広瀬すず起用がアタリッ!て感じですね。
動きと表情(ちょっとしかめる所)が可愛いし、歌も商品名が頭に残りやすく、よく出来ていると思います。
◯docomo 「みつきのほんき」篇
最近、シリーズ物CMもすっかりお馴染みになって来ましたが、その中の一本。
正直、CMとしてはそんなに良くないと思います。見た後に、何の宣伝だったか頭に残らないですし。なんなら、docomoのCMだという事すら覚えていない。笑
けれども、映像作品としてはインパクト大。
見るたびに笑ってしまいます。笑
高畑充希さんって、そんなに印象なかったんですが、これが女優さんの力なんでしょうね。
表情はもちろん、体の動きひとつひとつがセクシーさを醸し出してます。
今回は脇役にまわっている綾野剛の「すげえの出て来たな…」のセリフにも、思わず「おぅ…」と同意を示さざるを得ないです。
堤真一の「…いい」という演技も、流石ですね。
と言うわけで、出演者の魅力で癖になるCMを2本、紹介してみました。
実は今
実は今、叔母が危篤です。
数年前に大叔母と、祖父母を亡くした時にも思ったんですけど、この時間は何なんでしょうね。
離れて住んでいて頻繁に会うわけではないからか、それとも僕がただ薄情なのか、「悲しい」とか「(喪うのが)怖い」とかいう感情は極端に薄くて、ただ事が起こるのを待っている状態。
叔母が亡くなれば、父は姉を喪うし、従姉妹は母を喪うので、大いに悲しむだろうし、その姿を見るのは辛いけども、叔母に対する直接の感情はあまり湧かないというか。
例えば、不慮の事故で生死の境を彷徨っているとかであれば、「回復を願う」感情も起こるんでしょうが、今回は残念ながらそうではないので…変に言い訳みたいな事を言ってますが。
こんな事リアルでは誰にも言えないので、ここに。
伊勢谷友介が言ってたんですよ…
何気なく見てたガキ使でね。
伊勢谷友介が言ってたんですよ。
人間だけが唯一、自分が死んだ後のことも考えられるんですって。
だから、未来の地球のために色々出来ることがあるでしょうみたいな話を、熱めに語ってたような気がします。
忘れたけど。
まっちゃんは、面倒臭い奴的扱いで笑いに変えてましたけど、本人も考えた事はある気がしますね。
想像力の人ですからね。
まあ、それは良いとして。
確かに、(おそらく)人類だけが自分とは直接関係のない後の世界を認識してるんでしょう。
だから、子や孫の世界だけではなく、100年も200年も後の事を考えて、環境問題なんかを考えてるんですよね。
でも、待てよと。
後世の人たちが困るような環境を作り上げてしまっているのも、人類だけでしょう。
後世の人たちどころか、地球に住むあらゆる生物を危機に追いやる訳なんだから、他の生物から見たら、これ以上ない迷惑な奴らだろう。
全ての生物の天敵ィィ!
我こそはァァァ!
みたいなさ。
惑星規模の壮大なマッチポンプ。
あ、解決できなさそうだから、マッチポンプですらないのか。
惑星規模の壮大な心中でした。
ガイア心中。
かっこいい…。
滅びるのが一番の解決策。
悲しいなぁ。。
音楽はただ音楽であってくれと願う
RADIOHEADが、7月19日にイスラエル公演を予定している。
それを取りやめるように、アーティスト・フォー・パレスチナ UKという団体から要請があり、注目を集めている。
RADIOHEADはその要請を受け入れず、そのまま公演は行われる見通しだ。
アーティスト・フォー・パレスチナUKの言い分は、「依然アパルトヘイト政策が行われている国で公演を行うという事は、その国が他の国と同様に"正常"であると世界に誤った印象を植え付ける手助けになってしまうと言う事」で、「アパルトヘイトが終わるまでは、イスラエルでの文化的行為はボイコットすべき」というものらしい。
そういうものなのだろうか。
正直、どちらの行いが正しいのか分からない。
分からないが、ボイコットする事でアパルトヘイト政策を廃止する事にどう貢献するのだろう。
一方、RADIOHEADのフロントマン Thom Yorke(トム・ヨーク)は、Twitterでこうコメントしている。
「ある国でライヴをすることで、その国の政府を認めることにはならないのです。政権が移り変わるなか、20年以上にわたって僕らはイスラエルでライヴを行ってきました。そのうちの政権の一部にはよりリベラルなものもありました。アメリカも同様です。ネタニヤフを支持しないのと同様、トランプも支持していませんが、僕らは今もアメリカでライヴをやっています。音楽、芸術、そして学術分野は境界を越えるものであり、境界を作るものではありません。広い心を持つべきであり、狭量なものではないのです。人道、対話、表現の自由を共有するためのものです。これではっきりとすることを願っています」
RADIOHEADのファンだからという事を差し引いて考えたとしても、この発言の方が納得できるのだが、どうなんだろうか。
仮に、仮にだが、彼らがイスラエル公演の中でアパルトヘイト政策に言及して、その廃止を訴えたとしたら、それでもボイコットの方がより良いやり方なのだろうか。
渦中にいるパレスチナの人たちは、ボイコットされる事で救われるのだろうか。
以前、Thom Yorkeは日本のニュース番組の中で、「音楽とは究極的に、自分を無にする事」と話していた。
その時は、彼が書くメッセージ性の強いと思われる歌詞についての事だったが、政治的な問題においても、音楽はだだ音楽であって欲しいの思うのは浅はかなんだろうか。
7月10日はウルトラマンの日
51年前の今日、ウルトラマンがテレビに初登場したと言うことで、7月10日はウルトラマンの日だそうです。(キリのいいところで、去年に書きたかったな…)
実は、結構筋金入りの特撮ファンでして、中でもウルトラマンは今でも、たまにDVDで見返すほどに好きです。
最近、子供に付き合って見ていたはずのお母様方が、すっかりハマってしまう仮面ライダーや戦隊ヒーローに比べて、ウルトラマンは未だに(良くも悪くも)お子様向けのレッテルを貼られ続けてる感があります。
そこで、今回はそんなイメージを覆すであろう、シリアスなストーリーを幾つかご紹介したいと思います。
ウルトラマン「故郷は地球」
この回に登場する怪獣は、ジャミラ。
何故かジャミラは、特撮に興味のない人々からも知名度を得ていて、最近はCMでもエプロンをかけた不気m…いや、可愛い姿を見かけた。
体操服を頭まで引っ張り上げて、真似をした記憶を持つ方も多いのではないだろうか。
そして、ここまで知名度を得ている要因は、あのインパクトのある見た目だけではなく、そのストーリーにもあると思われる。
あらすじ
某国の宇宙飛行士ジャミラ・ミラーは不幸にも、宇宙空間で遭難してしまう。
彼の故国は、救出を断念。あろうことかその事実までも隠蔽しまった。
そして、どこか地球とは全く違う環境でどうにか生き抜いたジャミラは、恐ろしい姿になり、自分を見捨てた地球人に復讐するため戻ってきた。
そう、ジャミラは元人間である。
そして、その事を知った科学特捜隊隊員イデの葛藤。
科学特捜隊パリ本部からの「ジャミラの正体を明かさず、怪獣として葬り去れ」との非情な指令。
結局ジャミラは、人間とウルトラマンの手によって葬り去られてしまうのだが、その最期が壮絶で、赤ん坊の様な鳴き声をあげながら息絶えるジャミラは、何人の子供達にトラウマを植え付けただろうか。
ラストシーンに、監督のアドリブで付け加えられたと言う、イデの怒気をはらんだセリフもに、腹の底がずーんと重くなる。
ウルトラセブン「ノンマルトの使者」
前作であるウルトラマンは、実は一部で批判があがっていた。それは、ただ人間にとって脅威であると言うだけで、悪意があるわけではない怪獣が殺されてしまう事に対するものだった。
それを受けて、「ウルトラセブン」は勧善懲悪モノにしようと、敵を宇宙からの侵略者に絞ってスタートした。
しかし、放送も終盤に差し掛かったこの回で、驚きの展開を迎える。
あらすじ
ある日、ウルトラ警備隊のアンヌとダン(ウルトラセブン)の目の前で、海底開発センターの船が爆発し、その海底施設も何者かによって壊滅させられてしまう。
アンヌはその直前、事件を予告した少年と出会っていた。
現場近隣の学校などを捜索するが、一向に見つからない。
しかし、その頃ウルトラ警備隊の基地に、その少年から、海底開発をやめさせろと連絡が入る。
少年曰く、「海底はノンマルトのものだから」と。
そのメッセージを聞いたダンは、困惑する。
彼の故郷ウルトラの星では、地球人の事をノンマルトと呼ぶのだ。
では、彼が守ろうとしている地球人は一体何者なのか…。
これは、善と悪が曖昧になったという程度の話ではない。
現在、地球上に暮らしている人類こそが、先住民ノンマルトを海底に追いやった侵略者だったという話である。
その事実を突きつけられながらも、ウルトラ警備隊とウルトラセブンは、ノンマルトと闘い、全滅させてしまうのである。
勝利後にキリヤマ隊長が叫ぶ「これで海底も我々人類のものだ!」というセリフも、狂気でしかない。
帰ってきたウルトラマン「怪獣使いと少年」
この帰ってきたウルトラマンは、僕が一番初めに見たウルトラマン(実際にはシリーズ4作目)であり、そういう意味で最も思い出深い。
当時、田舎にあるレンタルビデオ店の品揃えなんてたかが知れていて、ウルトラマンが戦うシーンだけを集めたビデオが数本といった程度だった為、夜中に行われた再放送を録画して、それこそテープが擦り切れるほど見た。
あらすじ
河原で必死に穴を掘っている少年。
街では、彼が宇宙人だという噂が流れ、心ない人たちが、彼に酷い仕打ちをする。
地球防衛チームMATが、少年のことを調べると、間違いなく地球人であった。
少年が暮らす廃屋を訪れたMAT隊員 郷(ウルトラマン)は、そこで地球の汚れた大気によって激しく消耗した老人姿の宇宙人を見つける。
自分で宇宙船を呼び出すことの出来なくなった彼の代わりに、少年は河原のどこかに埋まっているそれを探していたのだ。
話を聞いた郷は、少年と一緒に宇宙船探しを始めるが、そこに人々が押し寄せ、遂に老人を射殺してしまう…。
これは「偏見」と「差別」、そして「群集心理」の話だ。
「変な噂が立つのが嫌だ」とパンを売ってくれないおばさん。
少年が作ったおかゆをブチまけ、下駄で踏みにじる不良少年たち。
そして、それを文句も言わず拾い集めてなべに戻す少年。
何もかもが衝撃的だった。
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以上、ファンの間では有名な3本をあげて見ました。
ウルトラマンが怪獣と闘うというお約束を除けば、ハードSFとして十分広げられそうなストーリーだと思う。
子供向けにしては重すぎるかも知れないが、それでも当時の製作者たちの中には、間違いなく子供たちに向けたメッセージがあった。
これをきっかけに、少しでも古い特撮に興味を持ってもらえれば幸いです。
少年たちの夢を後押しする玩具が登場!!
その名は、【ペロッとアイスDJ】!
タカラトミーアーツとKORGのコラボレーション商品で、スティックアイクを刺して、ペロッと舐めると音が出るのだそうだ。
KORGには、ギターのクリップチューナーでお世話になっている。
それはさておき、これをどう使うかだ。
楽器であり、かつ舐めるもの…
さあ、かつて性少年であり、青少年だった聡明な男性諸君なら、もうここで大方察しがついただろう。
なんなら、残りは読まなくて良いくらいだ。
そう、リコーダーだ。
誰もいなくなった放課後の教室で、好きな女の子のリコーダーを舐める。
これはもう、青春の1ページの定番である。
先に言っておくが、僕はやってない。
(※画像の少年はリコーダーを吹いている。断じて、舐めているわけではない。)
初恋の女の子は、走るのが早く性格も良くて、異性はもちろん、同性からの人気も高かったペコちゃん似のYさんだ。
現在では、人妻になり3人の子供たちの母親だそうだが、同級生曰く三十路を越えても、依然可愛らしさと美しさを兼ね備えて変わらないそうだ。
また、僕の人生の最初の記憶は、廊下で彼女と言葉を交わした事である。
それ以前の事は、断片すら記憶していない。
それほど、好きだったのだ。
それでも、僕はやってない。
何故か?
罪悪感があり、そして、勇気がなかったからだ!
ルールに縛られて我慢できる恋愛は、恋愛じゃないと言われようとも、やっぱり人を傷つけてはいけない。
親の教育の賜物である。
まあ、いいや。
それで、なんだっけ?
そうそう、ペロッとアイスDJを使えば、同じように好きなあの娘(コ)のリコーダーを舐める事に躊躇している迷える性少年を、救い出せると考えたわけだ。
一応言っておくが、考えたのは僕で、タカラトミーアーツとKORGではない。
素敵な等価交換
方法はこうだ。
- ペロッとアイスDJを好きな女の子に与える
- 彼女がひと舐めふた舐めして、ペロッとアイスDJを楽しむ
- 自然な流れでペロッとアイスDJを取り戻し、すかさず舐める
すると、どうだ。
女の子には、アイスの美味しさと玩具の楽しさが提供され、少年は計り知れない興奮と素晴らしい記憶を手にいれるのだ。
これが成功すれば、
普段の喧騒が信じられないほど、静まり返った教室で行われる帰りの会。
すすり泣く意中の女の子と、怒り心頭に発した顔の担任教師。
そして、生きた心地がしない状態で、動けぬ犯人の男の子。
こんな地獄の様な黒歴史を抱えたまま生きる人間を、生み出さずに済むのだ!
なんと画期的なことか。
今、リコーダーを舐めるか舐めまいか、必死に葛藤している少年よ。
先人たちの過ちに学び、
ペロッとアイスDJを買え。
お墓参りする理由
みなさんは、どんな理由でお墓参りをしますか?
僕がお墓参りをする理由は、親不孝をしない為です。
お墓参りは行事の一つだった
そもそも、僕の中でお墓参りは年に数回するだけの行事的な位置づけでした。
しかし、数年前から帰省する度にするようになりました。
それは身近な人が亡くなったからです。
大叔母(母方の祖母の姉)が亡くなり、祖父が亡くなり、後を追うように祖母も亡くなりました。
20代も終わろうかという時でしたが、実はこれが僕にとって初めての、身近な者の死でした。
そして、その事で母も今までより、お墓参りをする頻度が高くなったので、それについて行くようになりました。
ただ、僕自身は相変わらず現実感が薄く、また、死後の世界や霊魂といったものに懐疑的(否定的ではないです)なので、ただついて行き、形式的にお参りする感じでした。
そして、その事に関して、自分の中で戸惑いがありました。母に対して、後ろめたいという想いもありましたね。
そこで、悩んだのですが、母に自分の考えを話す事にしました。
「どういう感情でお墓参りをするべきか分からない」と。
母は、怒る事も悲しむ事も、僕の考えを否定する事もなく、自分も昔はそうだったと話してくれました。
でも、人の死に目に面した時、魂というものを感じたそうです。
僕は、大叔母や祖父母の死に目にも会えていないので、それがわからないのかもしれません。
ただ、母がお墓参りをする理由は納得できました。
なので、今は母の想いを尊重し、「祖父母のお墓参りをしない親不孝な息子」にならないよう、行くようにしています。
身内でさえ、なかなかこういう話はしないんじゃないかと思うので、他人がどう感じているのか気になる時があります。
みなさんはどうですか?