部分的に大人になってるなぁと思った話
世間のキッズは夏休み突入してるんですね。
独身の30男は、世間のカレンダーから乖離し過ぎて、その辺を直に感じる事がなくてですねぇ。
何で気付いたかと言うと、SNSで「夏休み子ども科学電話相談」というワードが、トレンド入りしてたからなんですね。
ラジオ番組なんだかテレビ番組なんだかも、分かってないんですが、タイムラインで抜粋された内容を見てたら、「子どもってこんな事考えるよな、そう言えば」なんて思って、自分のおっさん化をひしひし感じた訳です。
社会で生きて行く為に必要な部分は未成熟なままなのに、そう言うある種人としての魅力みたいなトコは、ぐずぐずに熟して行ってるんですよね。と言うか、もう腐っとるわな。
まあ、それはさておき。
今日の放送で、気になったキッズからご質問はこんな感じ。
1に関しては、聞かれるまでそんな事忘れてる大人も多いんじゃなかろうか。
ほとんどの男性は、小さい頃虫に夢中になった経験があり、じっくり観察していたはずなのに、いつの間にか青虫がさなぎの中で、一度ドロドロに溶けて蝶になるという驚くべき事実を、当たり前の事として受け入れてしまっている。
次に2。
この質問をした女児は、なぜそれを疑問に思ったのか尋ねられて、「草食動物しかいなかったら誰も食べられないのに」というおっさんの涙腺をえぐい角度で攻めてくる理由を披露していた。
そうさ、僕たちは天使だったというドラゴンボールZのエンディング曲の一節を思い出した。
身も心も薄汚れてしまった大人どもは、あどけない子供達の寝顔を見つめながら、反省するがいい。
3。これは是非とも実際の放送を聞きたかった。
4歳の少年と、恐竜に詳しい小林先生の爆笑必死の会話劇だったようだ。
そもそも、恐竜についての質問ではなく、小林先生の生態に関する質問だし、小林先生は何をやってるんだという話だ。
内容はこうらしい。
こうくん(4歳)「どうして小林先生は土を食べてたんですか?」
先生「たべてはないんだけど。笑」
こうくん「どうして小林先生は土を食べてたんですか!?!?」
こうくん「テレビで見ました」
先生「あれは化石を」
こうくん「おはようございます!」
どうだろう、このお笑いの手本のようなやりとり。
この抜粋だけでは、小林先生は依然として変な人のままなので説明すると、化石ならば舌の水分を吸っていく感覚があるので、それで判断しているとの事だ。
テレビで見た大人の奇行を、これはチャンスとばかりに本人に直撃するこうくんのアクティブさには、尊敬の念を禁じ得ない。
大人なら、「ヤベー奴だ。関わりたくない」と思って終わりだろう。
こんな感じで、子どもたちはいつの時代も好奇心旺盛で素晴らしい可能性の塊だし、その可能性を否定せず褒めて伸ばそうとする先生たちの受け答えも、ハッとさせられる。
もう一度童心に帰って、当たり前を疑問視してみたい気分になった。
しかし、小林先生は舐める以外にも、化石を判別する方法を持ち合わせてると思うのだが、どうだろうか。