福島みずほ ネクロマンサー発言の真意は?

福島みずほ議員のこの発言(リンクは発言を書き起こした本人のブログ)が問題になっている。

福島みずほのどきどき日記 平和の誓い

まあ、全文的に色々突っ込まれてる所はあるんですが、特にこの部分。

ロードオブザリング指輪物語」の中で、死者の人たちが地中から蘇り、力を合わせて共に戦う場面があります。わたくしは今、その場面を想起しています。主権者であるわたしたちは、戦争犠牲者の全てのみなさんと共に力を合わせて、9条改悪を止めたいのです。

死者を冒涜していると批判されているようで。

比喩として「ロード・オブ・ザ・リング」の死者の軍勢を用いたのが、マズかったのだろう。

映画でのビジュアルがコレだもん。

日本人の感覚で言う所の「安らかに眠る」とは、程遠い印象。f:id:Naok_i:20170816161836j:image

 これが、終戦記念日に行われた「戦争犠牲者追悼、平和を誓う8.15集会」で誓いの言葉だと言うのだから、驚く。

 だけれど、この比喩は本当に死者を冒涜するような真意の元に使われたのだろうか。

おそらく違う。

単純にその真意は、「戦争の犠牲となった多くの方々の事を忘れずに、二度と同じ過ちを繰り返さない」と言うことだろう。

引用した部分以外の発言から、汲み取れる気がする。

ただ、用いた比喩が驚異的にマズかった事と、安倍政権に対する批判を、平和の誓いそっちのけでぶち込んできせいで、問題が複雑になっている。(そう言う意味では、死者を利用していると言える)

普通に考えれば、この発言を戦没者の遺族や、国民がどう解釈するのかは分かるはずだ。

発言内容の候補に上がるだけでも阿呆だ。

子供の頃に、"人の気持ちを考えなさい"と言われなかったのだろうか。

 

今回に限らず、政治上の疑惑などが噴出するたびに、気持ちが重くなる。

それは、これが政治家の身にだけ降りかかる問題ではなく、自分も直面するものだからで、SNSでの罵詈雑言や批判合戦を見ていると、気持ちが沈む。

同じ種族とは言え、所詮別個の生命体で、お互いを理解するのは土台無理な話なんだなと。

 

いつか、と言うか、今すぐにでもどこで折り合いをつけて他者との関わりを持っていくべきなのだろうが、それが出来ない。

何処かで、他者が自分を深く理解してくれるんじゃないかと、バカな期待をしている。

もういろんな意味で恥ずかしい人間で、早くその辺を諦めたい。

 

最後に、福島みずほ議員を擁護するつもりでもなければ、安倍首相を支持または批判する為に、この記事を書いたのではない事を、念のため付け加えておきます。