トラウマの日
今日は、長崎に原子爆弾が投下された日です。
6日は、広島に原子爆弾が投下された日です。
日本人の大半は、毎年この話題から逃れられないでしょう。
個人的な核兵器・放射能に関する経験(記憶)は、学校で読んだ「はだしのゲン」、8/6・9に放送される特別番組、「ゴジラ」に代表される古い特撮番組、「ターミーネーター」など。
近年では、「はだしのゲン」が学校から消えて行ってるそうですが、どうなんでしょうね。
人間って、よほどの恐怖体験がなければ、どんな悲劇も忘れて、愚行を繰り返す生き物だと思うんですよ。
実際に経験する事は出来ないから、体験談や創作物で、恐怖を与え続けないと。
「はだしのゲン」に怯えて、風呂に入るたびに「今、窓の外に強烈な光が見えたら、潜れば助かるかも…」
「爆発はまぬがれても、被曝する」
「自分はとりあえず無事でも、被曝して恐ろしい姿になった家族を見ることになるかも」
なんて考えてたのも、他人の記憶を観察しているような靄がかったものになってしまったし。
他にも色々書きたい事はあるけれど、配慮すべき事が多すぎるので、割愛。
ただ、なんと言うかこのブログで言いたかった事は、核兵器撤廃!とか世界平和!とかでは無く、人間が関知できる範囲は狭いんだよっていう諦念です。
鼻血の事なら俺に聞け
鼻血の事なら俺に聞け。
人生で唯一、誇らしげに言えるセリフかもしれない。
それくらい鼻血は出してきた。
転んで鼻をぶつけては、鼻血を出し、
鼻をホジホジしては、鼻血を出し、
鼻をかんでは、鼻血を出し、
学校にこっそり持ってきたおもちゃを見つかっては、鼻血を出し、
果ては、何もしていないのに鼻血を出してきた。
弱点は?と聞かれれば、鼻の粘膜と即レスするほどに、鼻血を出してきた。
アレヨアレヨと言う間に、鼻血経験値は増大し、小学校高学年になる頃には、鼻血エキスパートを自負していた。
鼻血エキスパートの手にかかれば、ティッシュペーパーなど不要である。
鼻血が鼻の内側面を滴るより早く、じわりと出血した時点で、血の匂いを感知できた。
そして、脊髄反射的に親指と人差し指で、小鼻を摘む。
後は、血が固まるまで待つだけだ。
止血の基本は、圧迫である。
学校での鼻血イベントは、かなり恥ずかしい。
その危機を回避すべく、10才程度で自ら最速で鼻血を止める方法を編み出していたのだ。
今では、体調不良の兆候として鼻血を出してくれる手のかかる可愛い鼻の粘膜。
ありがとう。
部分的に大人になってるなぁと思った話
世間のキッズは夏休み突入してるんですね。
独身の30男は、世間のカレンダーから乖離し過ぎて、その辺を直に感じる事がなくてですねぇ。
何で気付いたかと言うと、SNSで「夏休み子ども科学電話相談」というワードが、トレンド入りしてたからなんですね。
ラジオ番組なんだかテレビ番組なんだかも、分かってないんですが、タイムラインで抜粋された内容を見てたら、「子どもってこんな事考えるよな、そう言えば」なんて思って、自分のおっさん化をひしひし感じた訳です。
社会で生きて行く為に必要な部分は未成熟なままなのに、そう言うある種人としての魅力みたいなトコは、ぐずぐずに熟して行ってるんですよね。と言うか、もう腐っとるわな。
まあ、それはさておき。
今日の放送で、気になったキッズからご質問はこんな感じ。
1に関しては、聞かれるまでそんな事忘れてる大人も多いんじゃなかろうか。
ほとんどの男性は、小さい頃虫に夢中になった経験があり、じっくり観察していたはずなのに、いつの間にか青虫がさなぎの中で、一度ドロドロに溶けて蝶になるという驚くべき事実を、当たり前の事として受け入れてしまっている。
次に2。
この質問をした女児は、なぜそれを疑問に思ったのか尋ねられて、「草食動物しかいなかったら誰も食べられないのに」というおっさんの涙腺をえぐい角度で攻めてくる理由を披露していた。
そうさ、僕たちは天使だったというドラゴンボールZのエンディング曲の一節を思い出した。
身も心も薄汚れてしまった大人どもは、あどけない子供達の寝顔を見つめながら、反省するがいい。
3。これは是非とも実際の放送を聞きたかった。
4歳の少年と、恐竜に詳しい小林先生の爆笑必死の会話劇だったようだ。
そもそも、恐竜についての質問ではなく、小林先生の生態に関する質問だし、小林先生は何をやってるんだという話だ。
内容はこうらしい。
こうくん(4歳)「どうして小林先生は土を食べてたんですか?」
先生「たべてはないんだけど。笑」
こうくん「どうして小林先生は土を食べてたんですか!?!?」
こうくん「テレビで見ました」
先生「あれは化石を」
こうくん「おはようございます!」
どうだろう、このお笑いの手本のようなやりとり。
この抜粋だけでは、小林先生は依然として変な人のままなので説明すると、化石ならば舌の水分を吸っていく感覚があるので、それで判断しているとの事だ。
テレビで見た大人の奇行を、これはチャンスとばかりに本人に直撃するこうくんのアクティブさには、尊敬の念を禁じ得ない。
大人なら、「ヤベー奴だ。関わりたくない」と思って終わりだろう。
こんな感じで、子どもたちはいつの時代も好奇心旺盛で素晴らしい可能性の塊だし、その可能性を否定せず褒めて伸ばそうとする先生たちの受け答えも、ハッとさせられる。
もう一度童心に帰って、当たり前を疑問視してみたい気分になった。
しかし、小林先生は舐める以外にも、化石を判別する方法を持ち合わせてると思うのだが、どうだろうか。
兄弟が8人いる!?
2つ前のブログに書いた叔母が、亡くなりました。
葬儀も終わり、人心地ついたところです。
平均寿命よりは短い75歳での死去でしたが、闘病や余命宣告があった事もあり、それなりに周囲も覚悟を決める余裕があったのが、不幸中の幸いです。
ところが、個人的に少しモヤモヤが残る出来事ありまして。
それは、叔母が亡くなる2週間前に、見舞いに訪れた僕の両親に対しての発言についての事です。
兄弟についての話をしていた時に、自分たちは8人兄弟だと、父に言ったそうなんです。
父は、自身は7人兄弟だと思って育って来たのにです。
父曰く、7人兄弟 3男4女で、上から
1.女(存命・87歳)
2.女(故人)
3.男(故人)
4.女(今回亡くなった叔母)
5.男(故人)
6.女(存命・70歳)
7.男(父・67歳)
という内訳(?)の筈なんですが、叔母の言葉を信じれば、どこかに名も知らぬ兄か姉が入る事に…。
何とも気になる…。
普通の感覚では、知らない兄弟がいるなんてあり得ないと思いますが、ご覧の通り長女と父は20歳差であり、しばらくは父本人も、姉だとは知らなかったそうですから、あながち否定できないわけです。
それに、二男は戦後すぐの食糧不足で、生まれて間も無く亡くなったそうで、名前も知らないとの事です。
…ますます、ありそうな話だとは思いませんか?
幸い、長女である叔母はまだ元気で、痴呆の気配もないので、確かめたいと思い、父に聞いたのですが、父は叔母が錯乱していただけだろうと取り合って貰えませんでした。
と言うわけで、永遠の謎として消滅するその日まで、ひっそりと抱えていこうと思います。
癖になるCM
昔、少しだけ映像の勉強をしてた事がありまして、その時にCMの事も学びました。
まあ、そんな大層なものじゃないんですが、企画から撮影まで、一通り班を組んで行いました。
同時に、映画や音楽PVの勉強もしてたんですが、やはりCMは明確に目的があるので、その自由度の低さの中で、いかにアイデアを絞り出したり、遊んだりできるかみたいな所が、難しくもあり楽しくもありと言った感じでした。
なので、今でもCMを見る時には、結構注目して見てしまいます。
そんな中で、気になったCMをご紹介。
◯新コンタック®︎600Plus「秘密兵器」篇
いやー、これは正直やられました。
芸能人を使ったCMって、「人気があるから」とか「プランナーが会いたいだけ」とか、ぶっちゃけ他の誰かでも良いやんってなるのが多いんですが、これは広瀬すず起用がアタリッ!て感じですね。
動きと表情(ちょっとしかめる所)が可愛いし、歌も商品名が頭に残りやすく、よく出来ていると思います。
◯docomo 「みつきのほんき」篇
最近、シリーズ物CMもすっかりお馴染みになって来ましたが、その中の一本。
正直、CMとしてはそんなに良くないと思います。見た後に、何の宣伝だったか頭に残らないですし。なんなら、docomoのCMだという事すら覚えていない。笑
けれども、映像作品としてはインパクト大。
見るたびに笑ってしまいます。笑
高畑充希さんって、そんなに印象なかったんですが、これが女優さんの力なんでしょうね。
表情はもちろん、体の動きひとつひとつがセクシーさを醸し出してます。
今回は脇役にまわっている綾野剛の「すげえの出て来たな…」のセリフにも、思わず「おぅ…」と同意を示さざるを得ないです。
堤真一の「…いい」という演技も、流石ですね。
と言うわけで、出演者の魅力で癖になるCMを2本、紹介してみました。
実は今
実は今、叔母が危篤です。
数年前に大叔母と、祖父母を亡くした時にも思ったんですけど、この時間は何なんでしょうね。
離れて住んでいて頻繁に会うわけではないからか、それとも僕がただ薄情なのか、「悲しい」とか「(喪うのが)怖い」とかいう感情は極端に薄くて、ただ事が起こるのを待っている状態。
叔母が亡くなれば、父は姉を喪うし、従姉妹は母を喪うので、大いに悲しむだろうし、その姿を見るのは辛いけども、叔母に対する直接の感情はあまり湧かないというか。
例えば、不慮の事故で生死の境を彷徨っているとかであれば、「回復を願う」感情も起こるんでしょうが、今回は残念ながらそうではないので…変に言い訳みたいな事を言ってますが。
こんな事リアルでは誰にも言えないので、ここに。
伊勢谷友介が言ってたんですよ…
何気なく見てたガキ使でね。
伊勢谷友介が言ってたんですよ。
人間だけが唯一、自分が死んだ後のことも考えられるんですって。
だから、未来の地球のために色々出来ることがあるでしょうみたいな話を、熱めに語ってたような気がします。
忘れたけど。
まっちゃんは、面倒臭い奴的扱いで笑いに変えてましたけど、本人も考えた事はある気がしますね。
想像力の人ですからね。
まあ、それは良いとして。
確かに、(おそらく)人類だけが自分とは直接関係のない後の世界を認識してるんでしょう。
だから、子や孫の世界だけではなく、100年も200年も後の事を考えて、環境問題なんかを考えてるんですよね。
でも、待てよと。
後世の人たちが困るような環境を作り上げてしまっているのも、人類だけでしょう。
後世の人たちどころか、地球に住むあらゆる生物を危機に追いやる訳なんだから、他の生物から見たら、これ以上ない迷惑な奴らだろう。
全ての生物の天敵ィィ!
我こそはァァァ!
みたいなさ。
惑星規模の壮大なマッチポンプ。
あ、解決できなさそうだから、マッチポンプですらないのか。
惑星規模の壮大な心中でした。
ガイア心中。
かっこいい…。
滅びるのが一番の解決策。
悲しいなぁ。。